逸答良断

【コラム・断】リベラル派の二枚舌(イザ!)



 北核実験の直前まで、国会質疑の焦点は、「A級戦犯は国内法上の犯罪人ではない」との安倍首相答弁だった。
 10月6日、衆議院予算委員会で質問した民主党岡田克也元代表は「サンフランシスコ条約で(東京裁判を)受け容(い)れた」経緯に触れ、「当然、条約は国内法に優先するわけですから、日本において犯罪人であるというのが正しい答えであると思いますが、いかがですか」と質した。
 同日夜放送された「NEWS23」(TBS系列)の筑紫哲也キャスターもこう語った。「国内法的にと言うが、国内法で裁いてない。他方、サンフランシスコ条約を受け容れている」「条約のほうが上なんで、問題がずれている」
 改めて、彼らリベラル派に問う。国内法(憲法法律)と国際法(条約)はどちらが上位なのか。
 概して憲法学者は国内法優位説を、他方、国際法学者は多く国際法優位説に立つ。他の学説として二元論もあるが、民主党と筑紫キャスター(ないしTBS)は国際法優位説を標榜(ひょうぼう)した。
 その是非は問わない。
 もし国際法が国内法に優先するなら、当然、日米安保条約が憲法に優先する。ゆえに安保が違憲なら、憲法こそ条約違反ということになろう。
 当然、国連憲章(条約)が憲法に優位する。国際法が認めた集団的自衛権行使を、国内法に過ぎない憲法九条が否定するなど身の程知らず。話題の「臨検」(国連海洋法条約)も当然可能となる。
 以上を否定し「A級戦犯」についてだけ条約優位を主張するのは巧妙な二枚舌である。彼らもまさか、そこまで卑怯(ひきょう)な態度はとるまい。
これは見事な「断」(ノ∀`)
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by xell_rainy | 2006-10-19 10:56 | ニュース関係
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