まだまだpakuri

母への感謝につけ入る“海賊版” 中国産カーネーション急増(産経新聞)



 「母の日」の14日を控え、出荷の最盛期を迎えているカーネーションの中国産の輸入が急増している。中国産の8割強が育成者権を侵害した違法栽培のいわゆる「海賊版」とみられ、粗悪品も多く、国内の生産者からカーネーション全体のイメージ低下を懸念する声が上がっている。育成者権を管理する種苗会社は業を煮やして10日、中央卸売市場に立ちいり調査に入った。今後、輸入業者に警告した上で、改善されなければ刑事告訴も検討している。
 10日午前5時、東京都大田区の中央卸売市場大田市場では、フジ・プランツ(愛知県一色町)など種苗会社2社が独立行政法人種苗管理センター(茨城県つくば市)の品種保護Gメン同行のもと、立ち入り調査を行った。

 種苗法では育成者権を持つ者は権利侵害の差し止めを請求できると規定されており、そのための調査だ。

 調査のターゲットは種苗法により日本で品種登録されたカーネーション。契約を交わしロイヤルティーを払った種苗からできた正規輸入品には昨年から箱に「輸出許可証」のステッカーが張られている。

 この日の調査では、ステッカーがない登録品種4種の花が見つかった。品種保護Gメンが入荷したカーネーションの箱を開けると茎がしおれ、縮こまった小さな花はカサカサ、がくもしっかりしていない。「子供たちがお小遣いをためて、プレゼントで買うこともあるだろうに」。あまりの品質の悪さに、同行した生産業者らもため息をついた。

 中国産は国産品卸値の1本150-80円(大田市場、5月上旬現在)の半額以下が相場。なかには輸出を前提に種苗会社と正式契約を交わし丁寧に栽培されたものもあり、品質はピンからキリまでという。

 フジ・プランツの鈴木善和社長は「中国産の約85%にあたる約2億-3億本が知的所有権を侵害している種苗会社で生産された種苗。品質の悪いものが出回ることは日本の生産者にも大きな影響を与えている」と話す。

 農水省によると、平成16年の国産シェアは76%。輸入品は植物検疫統計(17年)でみると、(1)コロンビア(9680万本)(2)中国(5560万本)(3)ベトナム(530万本)-の順に多い。中国産は7年には10万本だったが、12年に250万本、16年には3750万本と爆発的に増えている。

 日本花き生産協会の岡内正明カーネーション部会長は「母の日などの需要期を狙って粗悪な中国産を仕入れる輸入業者もいる。どさくさにまぎれて販売されるが、消費者に届く段階では産地表示がないため全体の印象が悪くなってしまう」と危惧(きぐ)する。対するコロンビア産は契約が比較的守られており、安定した品質の花が多くなっている。

 15年の種苗法改正で切り花を含む「収穫物」の育成者権が認められるようになり、法人が侵害した場合の罰金も上限300万円から1億円に引き上げられた。このような背景もあり、国内では花や野菜、果物の権利侵害の調査が急速に進められるようになった。

 今回サンプリングした花は、品種保護Gメンが持ち帰った。花は育つ場所で大きさや色などが変化するため、正確を期して岡山県にある種苗管理センターの農場で挿し木による栽培試験も実施。1年後にオリジナル同様の花が咲けば育成者権侵害の証拠となる。

 鈴木社長は「輸入業者には警告を続けた上で、改善されなければ刑事告訴もありうる」と話している。
やれやれですな
[PR]
by xell_rainy | 2006-05-11 10:29 | ニュース関係
<< もののけ姫 へたれなガキ多すぎ >>