やはり東海新報は言ってくれる

世迷言 2006年04月07日版(東海新報)



 「あゝまたも雪空夜風の寒さ…」昭和初期にはやった「満州思えば」の一節だが、昨日もまた粉雪が舞った。夜風の冷たさも変わらず。こんなに春が遅い年も珍しい
▼冒頭の歌は父の愛唱歌の一つで、メロディーも聞き覚えた。その満州で生まれ、引き揚げて今日にいたっているが、下手すれば中国残留孤児になっていたかもしれない。運命の岐路のあやである。いまはなき「生国」のその満州だが、王道楽土が一瞬にして崩壊し、新天地を求めて渡った人々は辛酸をなめつくした
▼その時人々の頭にあったのは、国家の庇護というものが断たれた辛さ、悲しさだったろう。国の主権が及ばない外地では、日本国民といえども、しょせんは流浪の民なのである。戦後の日本は、そんな事実も忘却し、国家といえば暴力装置だなどと妄言をなす人士もいる。しかしその“国家権力”が発行するパスポートなしに海外には行けないし、滞在中はその保護下にある
▼個人の上に国はなりたっているが、その国なしに個人もまたあり得ない。国家とはまさに「国の家」なのだ。その国を思い、愛することになんの不都合もないはずだが、愛国心と聞いただけでアレルギーを起こす過敏症が少なくないと見えて、教育基本法の改正案にこの「愛国心」という文言を盛り込むことに与党内にすら異論がある。この国は骨の髄まで戦前の後遺症におかされているとしか言いようがない
▼外敵が侵入してきたら体を張って食い止める、と青少年が考えているのは世界共通だが、そんな意識がきわめて低いのはひとり日本だけで、よくもここまで国民を骨抜きにしてくれたものだと占領政策の効果に驚くと同時に、春が遅いのはこの国もまた同じだなと気づいた。
馬鹿ピーには言えないことをさらっと言ってのける
そこにしびれるあこがれるッ!
[PR]
by xell_rainy | 2006-04-07 18:46 | ニュース関係
<< 地味にHi-Level 半年分のネタゲット >>