棚に上げまくり

民主党 何をぐずぐずしている(朝日新聞社説)



 いったい、いつになったらケジメがつけられるのか。自浄能力の余りの乏しさに、うんざりしている人も多いだろう。偽メール問題をずるずると引きずっている民主党のことである。

 先月末に永田寿康衆院議員や前原代表が謝罪会見をしたのを受けて、民主党は国民にこう約束したはずだ。「党として検証チームを立ち上げて、その結果を2週間をめどにまとめる」と。

 それからすでに3週間以上がたつというのに、事実関係や党の対応に問題がなかったかどうかを調べる検証チームの作業は遅々として進んでいない。

 元特捜検事の弁護士にも加わってもらったものの、実現したのは党内の関係者からの聞き取り調査がほとんどだ。

 永田氏に偽メールをつかませた元週刊誌記者とさえ、なかなか連絡が取れない状態だ。ましてライブドアの内部通報者は、実在するのかどうかも突き止められないという。

 永田氏はきのうの衆院懲罰委員会の弁明で、メールを入手した経過を説明した。しかし、なぜ、元記者が偽情報を持ち込んだのか。黒塗りのコピーだけで永田氏が本物と信じたのはなぜか。そうした肝心なことはわからなかった。

 永田氏は元記者について「私をだます動機など一切思いつかない」と述べ、素性を明かすことを避けた。

 「情報源を守る」という原則は確かに重い。だが偽メールに踊らされた永田氏の説明をそのまま事実だと信じる人が何人いるだろうか。きちんと説明したいと思うなら、裏付けが欠かせない。

 そのためには、元記者に名乗り出てもらうのが一番手っ取り早い。ところが、そうした説得を永田氏や民主党が真剣に試みた形跡はほとんどうかがえない。

 元記者に表に出られると、永田氏や民主党に不利な情報が暴露されると恐れているのではないか。そう勘ぐられても仕方があるまい。

 民主党が偽メール問題に決着をつけられないでいるうちに、国会審議は与党ペースで進み、新年度予算案は来週初めにも成立の見通しだ。

 マンションなどの耐震偽装、防衛施設庁の官製談合など「4点セット」のほかにも、米軍再編をはじめ国会で真剣な論議を交わすべき課題は山積している。キバを抜かれたように弱々しい民主党では、とても国民の負託に応えられない。

 民主党がいま何よりも優先すべきことははっきりしている。一日も早く検証結果を公表し、この件を決着させて与党に挑む態勢を立て直すことだ。

 元記者の証言を含めて民主党だけで詰められなかった部分が残れば、率直にそう明らかにしてはどうか。

 懲罰委ではあす、永田氏に対する質疑が行われる。その結果を踏まえた上で、なお解明が必要なら、与党の要求に沿って元記者の証人喚問を考えるべきだ。

 そうしたことができなければ、民主党は国民の信頼を失うばかりだ。
まぁとりあえずあれですな

お ま え が 言 う な
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by xell_rainy | 2006-03-23 08:31 | ニュース関係
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